夢見る税理士の独立開業繁盛記

神戸市東灘区で開業している駆け出し税理士の、試行錯誤日記

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GoogleのOCR、いつの間にか賢くなってる!?

去年の夏ぐらいから習作がてら作っている、GASの証憑スキャナ保存&自動仕訳作成アプリ。
領収書画像からのOCRGoogleドキュメントのOCR機能に依存しているのですが、半年前はうーんという感じだった手書きの領収書なども、最近はほぼ正確にデータ化できるようになってきた気がします。


カーボンコピーで薄いうえ、数字と但し書きは手書き。インボイス番号は斜めになったゴム印押しのこんな領収書でも、

ほぼ完ぺきに読み込んで、日付も金額も摘要も勘定科目も自動判定してくれています。


GoogleOCR、気づかないうちにいつの間にか賢くなっていることを、こういう時に感じさせられますよね。
OCRに限らず、ほかの分野でも知らない間にどんどん賢くなっているんだろうなあ。これからの時代、ちゃんとついていけるのかしら・・・?すごいを通り越して、ちょっとうすら寒いものを感じてしまいます(^^;。


※家族と南の方まで旅行へ。

いい天気になってくれて良かった。傍にいた海外の方に「Crazy Girl」とか言われていたけど・・・。


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消費税課税対象外の入力欄を作ってみました

確定申告期でしばらくうっちゃっていた、GASで作った「証憑スキャナ保存&自動仕訳作成アプリ」。
一応ある程度のお客様に使っていただいているのですが、「レシートだとほとんどないし、会計ソフト取り込んでから手修正でいいだろう」と入力欄を考えていなかった消費税対象外取引が意外とあって、手修正も結構面倒なので入力欄を作ってみました。


あとある程度自動判定もできるように。
例えばこんな感じの収入印紙や行政手数料などの、非課税・不課税取引のレシートの場合・・・。

レシート内の「収入印紙」や「地方公共団体証明書」などをの文言をキーに、「租税公課」と判定して対象外取引の仕訳データにするようにしてみました。

後から手修正すれば良いかと思っていても、いったん仕訳データが自動作成されるようになっていくと、何となく忘れてしまうような予感がするんですよね(><)。


このアプリは以下のリンク先からお試しいただけます
→証憑スキャナ保存&自動仕訳作成アプリ(お試し版)


先週電車の中でぼーっと読んでいて、目から鱗だったこの本。
今回のGASのコード作成でもお世話になりっぱなしの生成AIですが、生成AIで試行錯誤しながらコーディングの百本ノックを達成したお話を読んで、こんな使い方もあるんだなあと新たな視点を得られました。

今まで自分で書いたコードのチェックやこんな処理をする場合はどんなコードを書いたらいい?というような感じで使っているのですが、そもそも「こんなことをしたい」とか「こんなものを作れる?」というところからコードを作ってもらってもいいんですよね。

例えば「大戦略のコードを書いて」というだけで、

一瞬でターン制のシミュレーションゲームのコードのサンプルを書いてくれるので、これをお手本にして、ここからこういう風に修正してほしいとか対話しながら、自分の作りたいものに近づけていくというアプローチもできそう。
いい年のロートルですが、生成AI、もっとうまく使えるようになりたいものです。


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お試し版を公開してみました

前回に引き続き、GASで作った「証憑スキャナ保存&自動仕訳作成アプリ」。
とりあえずどなたでも試していただけるよう、お試し版を作って公開してみました。


下記のリンク先を開くと、証憑をアップロードして、OCRをかけてデータ化して、弥生会計の仕訳を出力する機能を体験していただけます。
→証憑スキャナ保存&自動仕訳作成アプリ(お試し版)
実際に実務に使うものは、ScanSnapからダイレクトにGoogleドライブに保存して、トリガーで夜中などに自動でデータ化できるようになっています。


目標はあとマニュアルを作って、確定申告明けに所属する支部でこれを使った「業務デジタル化相談会」を開催することですよね。
一昨年に無理を言って、支部ScanSnap iX1600とキャリーバッグを購入してもらったものの、未だに何も活用できておらず何とも申し訳ない現況(^^;・・・。
参加していただける方にアプリをお配りして、ScanSnapの実機を触ってもらいながら、Googleドライブの使い方、ScanSnapの使い方を説明した後、このアプリで顧問先との証憑データの共有や自動でのデータ化、仕訳データの出力方法などを説明する相談会がいいのかしら?
開催させてもらえればいいのだけど・・・。


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きっと使い物になる予感・・・

また前回からの「証憑スキャナ保存&自動仕訳作成アプリ」の続き・・・。
とりあえず形はできたので、早速実際使い物になるかどうか、あるお客様に人柱をご協力をお願いして実務に使ってみることに。


まずお客様に証憑保存のため、Googleドライブにフォルダを作成していただき、会計事務所と共有の設定をしていただきます。

そのあとScanSnapから、スキャンしたらそのフォルダに証憑画像(JPEGかPDF)が保管されるように、以下のように設定します。

スキャン設定はレシートで、読取面は片面に設定した後、保存先は共有したフォルダ(ショートカットでもOK)を設定します。


そしてアプリの方では、共有フォルダのIDを入力し、そのフォルダに画像ファイルを読みに行くように設定。


これだけの設定であっけなく、スキャンした証憑画像が共有フォルダに飛んできて会計事務所側と共有できて、自動でデータ化されて、仕訳日記帳まで変換することができてるじゃない!実際に使ってみると、我ながら「これすごくない!?」とちょっと自画自賛モードに(*^^*)。
自分で作ったアプリながら、予想よりスムーズに設定できて、スキャンから仕訳作成までスルスルと動くのを見て、無料でここまでできるなんてとちょっと悦に入ってしまいました(^^;。
無料なのでやる気のあるお客様には積極的にお勧めできそうですし、これはきっと使い物になる予感・・・。
もうちょっと使って不具合などを修正できればなあと思います。


ただネックはScanSnapの導入をお願いすることですよね。比較的安いとはいえiX1600は1台4~5万円しますし・・・。
もともと持っているお客様には勧めやすいですが、そうじゃない場合はどうするのがいいのでしょうね?


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弥生会計インポート形式の仕訳データを出力できるようにしてみました

前回の「証憑スキャナ保存&自動仕訳作成アプリ」の続き・・・。
今回は弥生会計にインポートできる仕訳データを出力できるようにしてみました。


証憑画像などを自動でデータ化して、日付など仕訳に変換する部分をフィルタで絞り込んだ状態で「弥生会計仕訳出力」ボタンを押すと、

こんな感じで、弥生会計にインポートできるCSV形式の仕訳データが出力されます。

税率が混在している場合は振替伝票にしたり、「課対仕入込軽減8%適格」とか「課対仕入込10%区分80%」とか発狂したくなるような課税区分も一応インボイスの有無で分けるようになっています。

これを弥生会計に取り込むと、こんな感じです。

よく見ると10,000円未満でインボイスがない場合も、区分記載80%控除になっていますが、小さな会社の場合少額特例も考慮しないとダメですね・・・。


もうちょっと考えて、お客様にScanSnapだけ導入してもらえれば、証憑保存と自動仕訳作成に使ってもらえるようにできればいいのですが。



自動仕訳作成といえば、ある税理士さんがTwitterで某ベンダーさんのAI-OCRシステムを紹介されていたのですが、


昨年の近畿税理士会の業務デジタル化セミナーでも出展いただいていて、証憑がシャッシャッとデータ化されていくのを見ながら、一緒にいた情報システム部員の税理士さんと「すごいですね~」とか「でもきっとお高いんでしょうねえ・・・」とか、話を聞きに行く勇気もなくため息をついていたことがありました。


お値段も書いてくださっているのですが、


さすがに四桁万円だと、うちのような零細事務所では高嶺の花過ぎますね(^^;。
GASもChatGPTも無料で使えますし、なんとか費用を抑えて同じようなサービスを提供できるようになりたいものです。


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「証憑スキャナ保存&自動仕訳作成アプリ」のUIを作ってみました

GASの習作がてら作っている、証憑画像・PDFから日付、金額、インボイス番号などを抽出してデータに変換していくアプリ。

お正月休みにこんな感じかなと、UIも作ってみました。
サーバとクライアント間でのデータの受け渡しとか、概念が理解できておらず「???」となって、やりたいことはそれほど難しくないのに、スクリプトを書いている時より結構悩むことも多かったような・・・。やっぱり基本的なところを一度勉強した方がいいのかなあ。
資格試験、7年前に宅建を取ったのが最後ですが、ITパスポート試験とか勉強してみようかな?先日会った学生時代の友人も、建築系なのに取ったって言ってたし(^^;;。


動作の状況はこんな感じ。

www.youtube.com
自分でボタンを押しても、証憑がデータ化されていきますし、トリガーで夜中とかに自動実行するようにしておけば、前日にデータをフォルダに入れていくと、翌日の朝にはデータ化されているみたいな使い方もできるかしら?


しかしこのタイムズの領収書みたいな、背景にインボイス番号とか税率書かれると、データ化は難しいですよねえ。

機械の改修不要で使えるいいアイディアだとは思いますが・・・。


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