夢見る税理士の独立開業繁盛記

神戸市東灘区で開業している駆け出し税理士の、試行錯誤日記

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所得税

猶予措置って、誰かにプラスになることあるのかしら?

前回の日記にも書いていた、所属する支部での研修会が終わってほっと一息。 人前で話をするのはやっぱりなかなか慣れないですよねえ・・・。レジュメに沿って話をしていくのがいっぱいいっぱいで、立て板に水といった感じで話をするのはなかなかできません。…

エクセルの賃上げ促進税制計算シートを作ってみました

令和4年4月以降から開始される「賃上げ促進税制」ですが、集計作業がかんたんにできるエクセルシートを作ってみました。 二期分の給与の金額を月ごとに入力すると、必要な数字が集計され、別表様式のシートに転記されるようになっています。 今回は大法人…

賃上げ促進税制も有利判定が必要なのかな?

令和4年4月以降開始事業年度に適用される賃上げ促進税制ですが、来年も計算シートを作ろうかなと、別表をエクセルで作ってみました。今回は中小企業向けも大企業向けも同じ別表で計算するようになったみたいですが、基礎数字の集計は付表で行うようになっ…

エクセルで電子帳簿保存法の電子取引データ保存シートを作ってみました

6月ぐらいから仕事の合間にぼちぼちと作っていた、電子帳簿保存法の電子取引データ保存義務に対応するための、エクセルでの電子取引データ保存シート。 とりあえずなんとか形になったかなという感じになったので、事務所のHPで公開してみました。 →このエ…

小さな会社の「電子取引データの訂正削除の防止に関する事務処理規程」を考えてみました

エクセルで作成している「電子取引データ保存シート」が大体完成したので、このエクセルファイルを使って電子取引データを保存する場合の要件を今一度確認してみました。 可視性の要件 可視性の要件のうち、 電子計算機処理システムの概要書は、「エクセル作…

自分の勉強や経験で補えないところをどう補完するか・・・

先日法人設立のお手伝いをすることがあったのですが、初めから利益が出るような方の場合、最初に決まってお願いすることの一つが旅費規程の作成です。 目的はもちろん非課税所得となる日当を支給するためですが、その際に聞かれるのは「日当の上限っていった…

源泉徴収票を28年版に変更しました

私の事務所のホームページで公開しているエクセルの「給与・賞与・年末調整自動計算シート」。前々から源泉徴収票を、28年から変わったA5サイズに変更してほしいとのご要望をいただいていたのですが、確定申告も終わって時間ができたので、変更してみまし…

耐用年数が間違っていたら、未償却残高を増やしていいのか?

私の所属する近畿青年税理士連盟大阪支部で月に一度、実務で悩んだり考えさせられたりするケースを持ち寄って会員同士でワイワイと討論する会を開催しているのですが、次回は私がネタを一つ持って行くこととなりました。 何を持って行こうかなとふと思いつい…

概算取得費を使わない場合に気を付ける点

昨日お世話になっている税理士さんに、譲渡所得を計算する際に概算取得費に代えて市街地価格指数で取得費を推計する方法について、電話で聞かれることがありました。 取得費が不明という不動産は、相続などで取得した土地などで、被相続人の取得時の資料が古…

今年も使うことはできるかな?

今年も平成26年9月の市街地価格指数・全国木造建築費指数の表をいただくことができました。 今回は一部に間違いがあったようで、正誤表も同封されています。 この市街地価格指数については以前もこちらの記事に記載していますが、 概算取得費と市街地価格…

認定利息の利率が下がったのですよね

9月決算で貸付金の認定利息を検討している最中、「そういえばここの通達って変わってなかったっけ?」と思い出すことがあったので、改めて確認してみました。 利息と認定される金額については、所得税法基本通達に計算方法が記載されています。 所得税法基…

相続で取得した減価償却資産の取得価額と償却方法

相続で取得した建物について、被相続人の固定資産台帳をそのまま写して償却計算をしようとしていたのですが、自分の中でささやく何かが違うような予感・・・。 というわけで、ちょっと調べてみました。 まずは取得価額。 所得税法施行令 第126条 (減価償…

大阪国税局はないのですよね・・・

毎年資産税関係の申告書を作成する際にお世話になっているのが、こちらの東京国税局のチェックシート。 今年もさっそくこちらのチェックシートで、1件間違いに気づかされることがありました。ダブルチェックができない一人事務所には、心強い味方です(^^;。…

概算取得費と市街地価格指数の比較

所属している税理士さんのMLで、譲渡所得で取得価額が不明の場合、市街地価格指数で合理的とされる取得価額を試算して、どちらで申告するか検討するというお話が出ることがありました。 以前このブログでも、以下の記事を書いたことがあったのですが、時々…

「源泉所得税及び復興特別所得税の年末調整過納額還付請求書兼残存過納額明細書」にタイトルが変わっていたのですね

私の事務所のHPで公開しているエクセルシート、「源泉所得税の年末調整過納額還付請求書兼残存過納額明細書」ですが、「源泉所得税及び復興特別所得税の年末調整過納額還付請求書兼残存過納額明細書」にタイトルが変わっていたことをご指摘いただきました…

月額表で源泉税の自動計算ができるようにしてみました

私の事務所のHPで公開している「給与・賞与自動計算シート」。 今までは源泉所得税の計算を「電算機計算の特例」に基づいて計算するようにしていたのですが、時々「月額表ベースでも計算できるようにしてほしい」とのご意見をいただくことがあったので、ど…

配当にかかる復興特別所得税の計算ページを作ってみました

私の事務所のホームページのうちでも、ご好評をいただいている「預金利子の源泉税グロスアップ」ページ。 源泉税グロスアップ6月の帳簿をチェックしていると、出資配当や3月決算の上場会社の配当などの入金がちらほらあったので、こちらに配当金にかかる復…

専従者給与ゼロの青色専従者と扶養控除

「青色専従者給与の届出を出したけど、専従者給与を全然払わなかった場合って、扶養控除や配偶者控除の対象になるんだったっけ?」と聞かれることがありました。 青色専従者は原則、扶養控除や配偶者控除を受けることができないのですが、青色専従者に該当し…

馬券税金裁判とマイナンバー制と源泉徴収と

昨年末から話題になっていた、大阪地裁での競馬脱税の裁判。5月23日に有罪の判決がでたようです。 http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20130523-1131602.html 雑所得扱いで、はずれ馬券も必要経費。まあこれだけ反復・継続していたら、実…

月額表通りじゃないと不安なのかな・・・

私の事務所のホームページで公開している、エクセルで給与計算を行う「給与・賞与自動計算シート」。時々お問い合わせをいただくことに、「社会保険料や雇用保険料はきちんと計算されるのに、源泉所得税は月額表と微妙に違うんですけど・・・」ということが…

古いもの使ってもOKかしら?

年末調整をやっている最中、ふと気が付くと源泉所得税の納付書って新しい書式のものに切り替わっているんですね。 変わったといっても「納期等の区分」のところに、「復興特別所得税」の文言が追加になっているだけですが・・・。 1月以降は源泉所得税と復…

復興特別所得税、周知されているのかしら?

昨日に引き続き、今日も給与計算の本の案を考えていました。 今日は本の付録にできればいいなと思うHPで公開しているエクセルの給与計算ソフトに、支払調書を作成できる機能をつけてみました。 一応25年の前提なので、源泉所得税も10.21%の金額をサンプ…

保管期間が7年間に決まったのですね

7月ぐらいからぼちぼちと書いている給与計算の本の案ですが、今日は年末調整後の手続きの部分を書いていました。 扶養控除等申告書や保険料控除申告書の保管期間ですが、25年1月からはきちんと施行規則で7年間と決まったんですよね。 No.2503 給与所得…

年末調整の準備資料のお願いを作ってみました

年末調整に際して、お客様の従業員にお願いする必要書類の提出のお願い。 私の事務所では10月に訪問するお客様から順番に、年末調整の準備をお願いするので、そろそろかなと作ってみました。 毎年少しづつ手直ししているのですが、今年は従業員さんが自分…

平成25年の年末調整の手順

私の事務所のホームページで公開している給与計算のエクセルシート。25年度で使えるように少しづつ手直ししているのですが、今回は源泉徴収簿の部分を訂正してみました。 手順としては、所得税を計算してから、102.1%をかけて、年調年税額とするのですよ…

暗算できない?

私の事務所のHPで公開している給与計算のエクセルシートですが、そろそろ25年版を作らないとダメかなあと、源泉所得税の税率表を確認してみました。 平成25年1月からは25年間、所得税に2.1%の復興特別所得税が上乗せされるので、給与計算の際にもこ…

「扶養親族等の数」計算シートを作ってみました

給与計算の本の案、源泉所得税の部分を書いていると書きぶりに悩んでしまうのが、扶養親族等の数の数え方です。 国税庁の手引きには数え方の例が出ていますが、なんだか分かりやすいような、そうでもないような・・・。 そういえば私自身も時々、「扶養親族…

根拠資料を示せることが大事

今年数回受けた税務調査で、いつも突っ込みを受けたのが「役員社宅の家賃、安すぎるんじゃないですか?」ということです。 小規模の役員社宅の場合、所得税の通達に基づき次の算式で課税されない最低限度額を計算するのですが、この算式で計算すると実際支払…

後払いはネガティブなイメージ

昨日に引き続き、今日も夕方から給与計算の案を少し整理。 今回は源泉所得税と特別徴収の住民税の部分を書いてみました。 給与から同じように天引きする2つの税金ですが、 ・源泉所得税は毎月の給与から概算額を徴収し、12月に年末調整で精算 ・住民税は…

事業所得と一時所得で不公平なエコカー補助金

今月車を購入したので、本日エコカー補助金を申請してみました。 申請しながらふと疑問に思ったことは、個人事業者が事業用車両を買った場合、そのエコカー補助金の所得区分は何になるのかなということです。 所得税法はその42条で、国庫補助金等で固定資…