最近、徳間文庫で刊行された十八史略を読んでいます。
- 作者: 丸山松幸,西野広祥,『中国の思想』刊行委員会
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2006/10
- メディア: 文庫
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以前伊藤肇のことを書いた文で、彼がある時鮎川財閥の創始者の鮎川義介よりこの十八史略を読み込むことを奨められたということを見てからいつかちゃんと読んでみたいなとは思っていたのですが、最近この文庫で刊行されたということで少しずつ読み進めています。
一応文学部の史学科出身で、なんちゃってですが高校の地理歴史の教員免許も持っていたりするのでなんとなくこのあたりの歴史のアウトラインは知っているのですが、改めて読んでみるとやはり面白いですね。
鮎川義介は「数え切れない人物がそれぞれの個性を持って登場してくるので、人の行動を理解するにはこの本は最適。」みたいなことを言ったという話でしたが、一代でコンツェルンを築いた人だけにその処世術の一助にこの本がなっていたのかなあと思うと、一層読み応えがあるような気がします。