昨日の日記で少し会計ソフトについて触れたのですが、使い心地や相性も大事ですが一番気になるのは駆け出しの税理士の悲しさ。やはりお値段です。
というわけで、10年ぐらい使った場合の会計ソフトのライフサイクルコストをなんとなく考えてみました。
まずは個人的に使い慣れていて、現在第一候補の「弥生会計&魔法陣」。
この組み合わせのメリットは、保守費用が安いことですね。毎年アップデートが必要なのは法人税と所得税、それに年調法定調書のみで、後は改正あるごとに随時という感じでしょうか。
次の候補は「弥生会計&達人シリーズ」。
達人シリーズは実務では使ったことがないのですが、体験版を使ってみると値段の割りに意外といい感じなのですよね。電子申告のソフトも結構使いやすそうで、自分の中では赤丸急上昇中です(笑)。
この組み合わせのメリットは初期投資が少ないことですね。達人シリーズは年間使用料制になっていて、毎年定額が維持費になってしまうので長い目で見ると、コスト面では多少不利な感じです。
最後は先に開業している友人お勧めの「エプソン&エプソン」。このソフトも友人のところで少し触らせてもらった程度ですが、使い心地は結構いい感じでした。会計ソフトで出力できる試算表など帳票のバリエーションも結構豊富で、お客様への説明などを考えれば悪くない選択のような気がします。
この組み合わせのメリットは会計ソフトと申告ソフトが同一メーカーなので、データの連動などソフト同士の親和性が高いことでしょうか。コスト的には前2つの真ん中ぐらいといった感じです。初期投資が大きくなってしまうことが難点といえば難点でしょうか。
会計ソフトと申告書作成ソフトは、会計事務所としては業務の心臓部分となる一番大事な箇所ですし、コストだけに囚われず時間をかけてじっくり考えてみたいと思います。