先週本屋さんに行った際、面白そうだったので衝動買いしてしまいました。
- 作者: 内田久美子,鳥飼総合法律事務所
- 出版社/メーカー: 大蔵財務協会
- 発売日: 2010/01
- メディア: 単行本
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債務不履行や不法行為、使用者責任といった、損害賠償責任が生じるパターンを簡単に説明した後は、税理士の損害賠償に関する判例とそれに対する弁護士さんのコメントと予防対策が延々に続きます。
判例も税理士勝訴、一部勝訴、敗訴と色々あり、「こんなひどい税理士いるのかしらん?」といったものから「こんな理不尽な訴訟起こされたらかなわないなあ。」というものまで、ケースもバリエーションに富んでいます。
また編者さんの趣向もあるのか、判例の半分以上は相続税に関する事例になっています。相続税は金額大きいうえに一発勝負のところもありますから、必然的に損害賠償を受ける率も多くなってしまうのでしょうか?
読みとおして一番の感想は「やっぱり信頼関係が大事なのかな。」ということでした。たとえ訴えられて勝訴したところで、多額の弁護士費用がかかった上に残るものは何もなし・・・。
税理士に非がない証拠を残しておくことも重要ですが、普段から説明を尽くしてその内容に納得して信頼してもらえないと駄目ですね。
※お客様からの帰り道、香りにつられていかなごの釘煮を買ってしまいました。
この時期町なかを歩いていると、いたる所でいかなごを炊く独特の匂いが漂ってきて、春だなあと感じますね。
机の上においていると、ザラメと醤油の入り混じったいい香りがたちこめてたまりません。早く帰ってごはんにしまーす!