「小規模企業共済も入ったし、倒産防止共済も入ったし、他に将来間違いなくお金が返ってくる節税商品ってない?」
この2つは小さな会社の場合、真っ先にお勧めする節税商品の定番ですが、この次にどういうものがあるかというのは悩んでしまうところです。
「養老保険は社員全員加入の上半額損金だし、定期保険は返戻率と節税効果を見極めるのが難しいし・・・。」
となかなか自信を持ってお勧めできるものは思いつきません。
そういえば「確定拠出年金」はどうなのだろうと、次の本を読んでみました。
あなたの会社の社会保険料はこれだけ減らせる!―「選択制確定拠出年金」の導入で 社員の老後資金もしっかり確保
- 作者: 蔀義秋
- 出版社/メーカー: 自由国民社
- 発売日: 2011/07/31
- メディア: 単行本
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個人で掛金を拠出する個人型と、会社が掛金を拠出する企業型があり、企業型は町の小さな会社でも加入することができます。
企業型の場合特徴は、中退共と同じように会社が出したお金は全額損金算入で、そのお金は定期預金や投資信託などで運用したのち、一定の年齢になると年金として受け取ることができます。
今のところ、会社が出すことができるのは上限51,000円/月ということなので、どれぐらいの社会保険と税金を押さえることができるのか試算してみました。
●50万円/月の給与の人が、51,000円を掛金として、その分給与を減らした場合・・・。
大体社会保険料が8千円/月、所得税が3.5千円/月、そして住民税が4千円/月。合わせて15.5千円、個人負担額が減る感じです。
法人負担も社保が8千円/月減るとしたら、合計で約24千円/月の節約になる計算ですね。意外に大きな感じです。
また養老保険と違って、この確定拠出年金は希望者だけが加入できますし、中退共と違って役員も加入できるので、使い勝手もよさそうです。
ネックは最初に会社が加入する手続きが、結構ややこしそうな感じなことでしょうか。
誰か詳しい人がいたら、一度しっかり教えてほしいなあ(って他力本願かいっ!ヾ( ̄ヘ ̄; ) 。
※上から眺めた中之島公会堂。
こんな風にライトアップされてるのですね。