表紙にイラストが書かれて文体も軽い感じの新書ですが、内容は濃くって本当に面白かったです!
- 作者: 木村草太,石黒正数
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/11/22
- メディア: 新書
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私自身法律の勉強は、法人税法や消費税法といった行政法の隅の隅から始めて、法律の考え方や、憲法・民法・会社法といった基本の法律に触れたのは税理士になってからなので、そういった法律の基本の勉強をして初めて税法の取り扱いの意味が分かったということが結構ありました。
税理士試験の受験時代は、税法が法律の勉強という意識をあまり持っていなかったのですが、法律の考え方を身に着けていればもっと理解も早かったのかなあと、遅まきながらに思ってしまいますね。
法学部などで法律の基礎を学んでいればいいですが、文学部卒の私の様に法律の素養が全くない人が税理士試験に臨む場合には、こういった本で雑学程度でも法律の考え方の基礎を身につけておく方がいいのかなあと思います。
大学での勉強といえば、私は文学部の史学科を卒業しましたが、大学で学んだことは英語以外、会社員時代も税理士になってからもほとんど役に立っていないような気がします(勉強自体は楽しかったのですが(^^;)。
今から思えばかなり回り道をしてしまったかなと思ったり、法学部や商学部に行っていれば良かったのかなと思うこともありますが、逆に文学部卒で何も考えないまま就職したことがきっかけで、色々なことを経験した結果今の自分があるのかなとも思ったり・・・。やはり人生は偶然の積み重ねなのでしょうか。