夢見る税理士の独立開業繁盛記

神戸市東灘区で開業している駆け出し税理士の、試行錯誤日記

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専門家のプライドって・・・

私の所属する近畿青年税理士連盟大阪支部の研修として、OB税理士さんが起した脱税事件の中間報告を行っていただくことになりました。
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この事件については近畿青年税理士連盟大阪支部の会員さんが継続して裁判を傍聴して、随時会員に向けてその内容を報告してくださるのが毎回楽しみなのですが、レポートを拝見していると脱税ほう助や自己脱税てんこ盛りで色々な人が絡んで行われている一方、その手法は売上除外と架空経費と人脈を使ったごり押しに収れんしてくるみたいですね。
第三者の立場でレポートを読んでいると「もっとひねりが欲しいな」なんて思ってしまいますが(^^;、やっぱり大きく脱税しようとすると、この2つになってくるものなのでしょうか?


また傍聴してくださっている会員が、被告の間で共通して「50キロオ-バ-はやり過ぎたが、スピ-ド違反はみんなやっている。」、「風俗等の経営者などほっとけばハナから払う気のない輩にナンボか税金を払わしている。」という意識が感じられるという感想を述べられているのですが、もしそんな意識で税理士の仕事をしているのならば、専門家としてのプライドとどう折り合いをつけているのだろうと思ってしまいます。

私自身「うーん、どうなんだろう・・・?」と、判断に悩む場合に立ち返る拠り所の一つが、以下の税理士法1条ですが、

第一条(税理士の使命)
税理士は、税務に関する専門家として、独立した公正な立場において、申告納税制度の理念にそつて、納税義務者の信頼にこたえ、租税に関する法令に規定された納税義務の適正な実現を図ることを使命とする。

「独立した公正な立場」、「租税に関する法令に規定された納税義務の適正な実現」ということを意識すると、今回のOB税理士さんのようなことってなかなかできないと思うのですが、何十年と同じ業務をやって慣れてくると、そんなプライドが薄れてダークサイドに落ちてしまうものなのでしょうか?
私も税理士になってもう8年。好きな仕事ですし、初心忘るべからずで、いつまでもしっかり専門家としてのプライドを持って仕事をしていきたいと思います。

→この研修案内チラシは、こちらからダウンロードできます。税理士や税理士有資格者であればどなたでも参加できるので、参加していただける方をお待ちしています。



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