夢見る税理士の独立開業繁盛記

神戸市東灘区で開業している駆け出し税理士の、試行錯誤日記

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同じセルに直接入力も計算式の結果も入れたい場合

前回の日記で書いたエクセルの税効果計算シートですが、税効果プルーフの画面で永久差異項目については別表4の金額を入力するだけで計算できるようにした方が楽かなと、少し変更してみました。
要は永久差異項目の金額を入力すると自動的に実効税率をかけて税額を計算するようにしたいのですが、いったんセルに計算式を入れてしまうと、直接税額のみ入力したい場合には計算式が上書きされてしまうので、ちょっと融通が利かなくなってしまいます。
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こういったケースの場合、マクロを使うことになりますが、イベントプロシージャを使うと対応することができます。


イベントプロシージャは、エクセルに対して操作が行われたときに作動するマクロです。
今回のケースでは、「Change」という、セルの内容が変更されたときに作動するマクロを設定してみました。
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Targetで対象となるセルを設定するので、23行目から37行目の5列目のセルが変更されたときに限って、入力したセルの右のセルに「入力額×税率」の数値が入力されます。
セル自体には計算式は入っていないので、計算された後に上書きで数値を直接入力してもOKです。


こうすれば同じセルであっても、直接入力した場合はその数値が入力され、左隣のセルに数値を入力した場合には計算結果が入力されるようになります。

税効果計算 xlsm Excel 2017 04 03 21 41 40
計算式にも直接入力にも両方対応したいという場合には、この方法は有効です。


※四月からの雇用保険の保険料率の引き下げが決まったんですね。
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去年に続いての引き下げですが、やっぱり景気は良くなっているのかなあ。
お客様を見ていると、思いっきり良くなったところと少し良くなったところ、あまり変わらずの3つが多く、悪化しているというところはあまりないような気がします。


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