ここ最近お客様がご自身で使っているエクセルシートをベースに、他のことにも同じデータを活用できないか検討しています。
具体的にはこんなイメージのフォームに入力してもらっている、個別原価計算の取引データを、
こんな感じの汎用性の高い形に変えて、他の資料に流用することを考えています。
とりあえず案件ごとにデータを集計し、売上とか利益とか回収状況とかが分かる、こんな感じの一覧表を作りたいなと挑戦してみました。
複数の行に分かれているデータを案件ごとに集計するには、やはりマクロかピボットテーブルかなと思いながら、ふと最近エクセルに新しい関数が追加されていたことを思いだしたので、手習いを兼ねて使ってみることに。
UNIQUE関数はExcel2021から使える関数ですが、同じ値が複数存在する範囲から、重複しないよう一つだけデータを抽出してくれます。
元データの抽出したい列だけをUNIQUE関数の引数に指定すると、それだけで重複のないリストを作成してくれます。
あとはSUMIFS関数とかで条件を追加して数値を集計すれば、考えていた一覧表が手間なく作成できそうです。
あと弥生会計に取り込める仕訳データへの変換も考えているのですが、これも次のような元データに、同じく最近追加されたFILTER関数を使えば、意外と関数だけでかんたんにできるかも。
こういったデータの抽出とか集計は、すぐにマクロに走ってしまいそうになりますが、UNIQUE関数とかFILTER関数とかを使えば関数だけでもかんたんに集計できるようになってきているのですよね。
私のエクセルのベースは、一般企業の経理でガリガリエクセルを使っていた20年ぐらい前から固まっているような気がするので、なかなか新しい知識や機能にキャッチアップできていない(する意欲がない!?)のですが、がんばって勉強しないとダメですね・・・。
※仕事の帰り道に母校の高校の近くの桜並木に立ち寄ってみました。
30年前と全然変わらない、満開の桜の風景。
「年年歳歳花相似たり、 歳歳年年人同じからず」。歳を経ると同じ言葉が昔と多少違って響くのは、ちょっと人生の経験が増えてきたためなのかな・・・。