前回Claudeに作ってもらった小説。あまりにサクサクと書いてもらえたので、勢いで第二話も作ってみました。
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こんな人間実際にはいないだろうというキャラクターと、何となくありそうな筋書きを結び付けて、あっという間にお話が作成されるのは面白くてやめられません。
第二話を作るとClaudeが、次は緩急つけてこんな話はどうですかと、第三話のあらすじを勝手に提案してくるのも面白いですよね。まるで本当に秘書か助手のよう。
第三話「行けばわかる」
あらすじ
第1章「四月」
確定申告の繁忙期が明け、事務所に日常が戻った四月。コーヒーの香りと柱時計の音、みつ子さんの砂時計——いつもの朝が戻ってきた。
だが、半年前に転職してきた西田悠真の様子がおかしい。背中が丸く、目に力がない。繁忙期が終わっても戻らないその変化を、雅之は気になりつつも声をかけられずにいた。
終業後、西田が給湯室に誘う。棚にみつ子さんの茶葉が几帳面に並んだ飴色の小部屋で、西田はぽつぽつと打ち明ける——毎回初めてのことばかりで見通しが立てられないこと、「行けばわかる」と言われて顧客の前で固まったこと、科目合格していない相続税の申告を一人でこなしたこと、試験の勉強時間が取れなくなっていること。
「……辞めようと思ってます」。雅之は引き止めも説教もしない。「わかった。少し待ってくれ」とだけ言う。
翌朝、雅之は撫子さんとみつ子さんに声をかける。「今日、終わったあと少し時間ありますか。西田のことで」。みつ子さんが「外の方がよろしいかもしれませんわね。こういうことは、場所を変えた方が、言葉が変わりますの」と言い、四人で飯に行くことになる。
第2章「摂津本山の夜」
摂津本山。学生と社会人が混在する線路沿いの洋風居酒屋「ヴァン・ド・テール」——雅之が学生のころから通う店。前菜の盛り合わせが届くと、みつ子さんがプレートを一周しながら全品を解説し始める。合鴨の燻製チップ、生ハムの熟成期間、冷燻と温燻の違い、アンチョビの発酵——食べる前に全品解説が終わった。
酒が入り、場が温まると、業界の話が自然に始まる。他事務所では個人の確定申告を一人三十件割り当てられることもあるが、ここは二十件程度であること。個人の確定申告は法人と違って資料が千差万別で、スーパーの袋に領収書を詰めてくる客もいること。雅之が初めての担当先で所長に一人残されたこと。
そして撫子さんが「わたしも似たようなことがあったわよ」と口を開く——「行けばわかる」と送り込まれた一社目、崩壊しかけのプレハブ小屋の事務室に連れていかれ、床にまで書類が散乱していて、帳簿どころかファイリングの指導から始めることになった話。
続いて一般企業経理と会計事務所の違い——分業と一人完結の違い、引き継ぎのない現場での読み解き方、固定資産台帳が全項目アスタリスクで埋まっていた話、七年間無申告だった会社の顧問を「どうにかした」みつ子さんの話。
「帳簿の向こうには、いつも人がいますの」——みつ子さんの言葉が静かに落ちたとき、西田はグラスを両手で包んで黙っていた。
第3章「もう一杯」
チキンカツのパン粉の粗さ、キッシュとアルザス・ロレーヌの歴史——みつ子さんの解説は料理から歴史へと止まらない。「アルザスの人々は、支配者が何度変わっても、したたかに、しなやかに生きてきた」。撫子さんが引き取る。「それは、私たちにも言えるかもしれないわね」。専門職だから合わなければ場所を変えられる——その言葉が、西田の中で何かを動かす。
試験と実務のジレンマにも正直に向き合う。撫子さんが「小さな会計事務所にずっと勤め続けるつもりなら、おすすめできない」とはっきり言い、「独立する前提で考えること」と続ける。税理士事務所は仕入れも在庫も不要で、飲食や小売に比べてリスクが低い——顧問先で何度も見てきたからこそ、言える言葉だった。
沈黙の後、みつ子さんが静かに言う。「わたくし、法人税法に三回落ちましたわ」。全員がみつ子さんを見た。「四回目で受かりましたの」。西田が笑った。今夜、初めて見る笑顔だった。
第4章「行けばわかる」
翌朝の事務所。西田が定時より五分早く出勤した。「おはよう、西田くん」「おはようございます」。声が、昨日より少し高かった。それだけだった。
雅之は自分のノートを開きながら、昨夜、西田に話しながら自分のことを話していた気がしていたことを思い返す——丸岡印刷の件、金澤金属の件、「行けばわかる」に途方に暮れた日々。なぜここを辞めようと思わなかったのか、答えは出なかった。出なくていいのかもしれない、とも思った。
しばらくして所長室のドアが開く。「おう、西田くん。今日は巡回や。新しい顧問先がある」——「どんな会社ですか」——「行けばわかる」。昨夜と同じ言葉だった。西田が雅之をちらりと見る。雅之は小さく肩をすくめた。同じ言葉が、少しだけ違って聞こえた気がした。
西田が出ていくと、みつ子さんが何でもないように言う。「雅之くんも、最初はああいう顔をしていましたわ」「ええ。少し、おかしかったですわ」。撫子さんが小さく息をついて書類に目を戻した。その横顔に、何か言葉にならないものが一瞬だけ浮かんで、消えた。
窓の外、岡本のケヤキが芽吹き始めていた。完成する前の、まだ何者でもない薄い緑色。
今回Claudeを使い始めて、ChatGPTとGeminiと3つを使うようになったのですが、未だにどうやったらうまく使えるのかなかなか分からない状態です。先月近税会の情シス部会に出席した際、出席していた先生がChatGPTとGeminiとClaudeを同時並列で秘書のように使っているという話を聞いて、早くうまく使いこなせるようになりたいなあと思いながらも、その域に達する道はなかなか長そうです・・・。
※子供をだしに、久しぶりの京都の鉄道博物館。

こうやって一緒に遊びに行ってくれるのも、あとどれぐらいなんでしょうね・・・。