昨日の日記で記帳指導についてのコメントをいただいた際、昨年の記帳指導で気づいたことを記録しながらそのままうっちゃってあったことを思い出し、今回それをホームページにアップしてみました。
http://www.kcc.zaq.ne.jp/kobatax/kojinao1.html
記帳指導させていただいた方がほとんど全員帳簿の初心者であったこともあり、質問を受ける点やつまづくところは大体一緒でしたので、それを簡単に類型化して羅列してみました。
◆◇目次◇◆
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1、なぜ帳簿を付ける必要があるのか?
2、 白色申告と青色申告のちがい
3、青色申告のメリット
(1)無条件で利益の一部を負けてくれる(青色申告特別控除)
(2)目一杯仕事を手伝ってくれる家族に対して、その分給
料を払うことが出来る(青色事業専従者)(3)今年が赤字でも翌年が黒字なら赤字と相殺できる(損失の繰越)
(4)未回収の債権に対して回収出来ない金額を見込みで経費にできる
(貸倒引当金)(5)30万円までの固定資産なら、買った年の経費に出来る
(少額減価償却資産の特例)
(6)万が一税務調査があった場合にも、帳簿を調べた上で
書面で結果が伝えられる(推計課税の禁止)
4、「白色申告」と「簡易帳簿による青色申告」
5、青色申告を始めるにあたって提出する書類
6、帳簿を付けるにあたって準備すること
(1)現金の入出金は極力最小限にしましょう
(2)現金の入出金はこまめに記録しましょう
(3)事業用の普通預金口座を一つ作成し、イ
ンターネットバンキングを設定する(4)事業専用のクレジットカードを一枚作成しましょう
(5)会計ソフトを導入しましょう
(6)会計ソフトを導入する場合のメリット・デメリット
7、日々の帳簿の付け方のコツ
(1)現金での入出金は極力減らす
(2)領収書がもらえない現金の支払いは、支払伝票に記録を残しましょう
(3)現金取引の記録はできるだけこまめに、
預金取引は月に1〜2度の割合で帳簿をつけましょう(4)経費の請求書・領収書の管理のため、5段のレターボックスを用意しましょう
(5)売上の請求書管理のため、2つファイルを用意しましょう
(6)記帳済みの請求書・領収書の保存は、月ごとにホチキスやクリップでまとめ、
ドキュメントファイルなどに入れてなくさないようにしましょう、(7)勘定科目は最初に決めてしまって、同じ科目を使用しましょう
(8)自宅と事務所が兼用になっている場合、家事供用割合を決める必要があります
8、会計ソフトへの入力
(1)預金出納帳の入力
(2)現金出納帳の入力
(3)売上の入力
去年は私自身初めての記帳指導ということもあり、教え方も試行錯誤しながら色々悩んだのですが、これに上手く肉付けができればまた同じような機会があった際もっとスムーズに指導できるかなと思っています。